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2017年6月

2017年6月29日 (木)

労働>金利

マイケル・サンデルが「正義とは何か?」を説いて5年。

トマ・ピケティが「労働収入>資産収入」を説いて3年。

アル・ハラリが「サピエンス」を説いて1年が経ちました。

結論を言えば「未来の人類は貧乏な労働者と働かない富裕層に分かれる」ということです。

古来より人間は労働(狩猟)をして生きてきました。

働かないことは死ぬことと同じでした。

オランダのある学者が言いました。

「資産家がコンピューターのディスプレイの前でボタンを押すだけで億のお金は入ることは、自宅で高齢の親を介護している人の労働より生産性が高いのか?」と。

私も同感である。

家事もそうだ。

だいぶ機械化されて楽にはなったが、やはり掃除、洗濯、炊事は人間の生業の基本である。

労働とは「社会の役に立つ」という側面もある。

コンピューターの前でボタンを押すことは社会の役に立っているとは思えないから、やはり介護労働を行っている人の方が賃金をもらうべきである。

こう考えると「労働とは何か?」というより「公正な労働対価とは?」という問いになってくる。

だから私の理想としては

「金利、株式、証券などはいっさい禁止。

やるなら、その利益は社会に分配せよ」である。

農家は畑を耕し、猟師は魚を取り、工場労働者は車を作り、塾講師は勉強を教える。

そして、その日食べる分と寝る所が確保できるだけのお金があればいいのだ。

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AIさん、うちの子の学力を伸ばして下さい

名古屋のつばめタクシーが「AI」を導入し、業績を伸ばしています。

AIがお客のいそうな場所をタクシードライバーに教えるというものです。

AIの指示通りに動いた入社半年の新人ドライバーと、長年の勘で走る熟練ドライバーを比較したら、AIの方が売り上げが勝りました。

これを拡大して考えると、どの分野においても、熟練した技よりもAIが勝つことになります。

そんな話をすると面倒くさがる子どもが

「じゃあ、AIが教えてくれるから勉強しなくてもいいじゃん」と言い始めます。

そうなんです。

なんでもAIに任せると人間は努力しなくなります。

漁師は魚群を探さなくなり、証券マンは株価の動向を見なくなり、大工は木の節目を読まなくなります。

そうやって、何千年も受け継がれてきた、匠の技や伝統技術が失われていくのでしょう。

それをいいと思うか悪いと思うかです。

これを塾に当てはめてみましょう。

恐らく、多くの塾が自社の生徒獲得のためにAIを使うのでしょうが、私は違います。

いかに子どもの学力を伸ばすか、を考えます。

少しシミュレーションしてみましょう。

例えば、学年でドべを争っている中2のK君。

彼の基本データをAIにインプットし、一番最適な学習方法と問題プリントを検索させると、

「絵本の読み聞かせと、あいうえおのなぞり練習」と出てきます。

そんなんで、高校受験に間に合うのでしょうか?

親はもう一度AIに問います。

「この学習でいつ高校に合格できる実力が身に着くか?」と。

AIは答えます。

「350年後」

親「じゃあ、この最適な学習を続けて、1年半後の受験で高校に合格できる確率は?」

AI「0%」

というわけで、AIは最適な勉強方法は教えてくれますが、生徒の学力向上や志望校合格を約束してくれるものではありません。

また、AIを導入したタクシー会社も喜んではいられません。

いずれ、AIが搭載された無人のタクシーが自動でお客を運ぶ日が来るのですから。

そう考えると教育の分野は最後までAIが入ることのできない領域かもしれません。(生徒獲得を目的として使う塾は別として)。

だから、私はこれからも熟練の技術で、生徒たちに寄り添い、一生懸命教え続けるでしょう。

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singularity

さて、いよいよ「AI」に切り込みます。

ご存知だと思いますが、プロ棋士の現名人(棋士で一番強い人)がAI搭載のコンピューターポナンザに負けました。

恐らく将棋にあまりなじみのない人は「あ、そう」くらいの感想だと思いますが、これは人類史上の大きなシンギュラーポイント(特異点)なんです。

「本能寺の変」よりも「フランス革命」よりも大きな事件なんです。

この日を境に人間はその頭脳において、もう2度とコンピューターには勝てないのです。

名人の敗色が濃厚となり、もう投了(負けの宣告)するしかない数分間の名人の苦悩の表情や仕草は、将棋界だけでなく、人間の知をすべて背負いながら人類の代表として人類の敗北を認めるという苦渋の瞬間でもありました。

しかし、この名人や将棋界の重鎮羽生3冠も含め、私もこれを悲観しているわけではありません。

問題は、「この人間をしのぐAIをどのように扱っていくのか」という点です。

これは何もAIが人類に取って代わって世界を征服する、などというSFみたいな話ではないのです。

例えるなら、車の発明と同じです。

この便利な物をどう社会に役立てていくか、ということです。

野放しでは交通事故が起こるので危険です。

そこで「道路交通法」を作り、免許の取得という制度にし、国の予算で道路を整備するといったことがなされました。

AIも今後、そういう方向に進んでゆくことでしょう。

気をつけるべき点は「AIをどこまで許容するのか」です。

車がこれだけ社会に浸透し、人類はどうなったか?

まぁ、交通事故は当然減らすべき最大課題ですが、慢性的に人類は足腰が弱くなりました。

これをAIに当てはまると、恐らく人類は慢性的に考えなくなり、「頭が弱くなる」でしょう。

よって、私の考えは「車もAIも最低限にとどめ、極力自分の足で歩き、自分の脳で考えること」です。

つまり、目指すのは「車もAIも使いこなせる原始人」です。

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どこから右でどこから左?

中学のテストが終わると1位からドべまで順位が出る。

当然、上位の子たちは頭が良いと言われ、下位の子たちは頭が悪いと言われる。

しかし、そんな頭の良い子たちを各中学から集めて旭丘高校でテストをやると、当然その中で1位からドベまで順位がつく。

また、旭丘のような全国の県下トップ高の上位の子たちが集まって東大の試験を受けても、やはり1位からドべまで順位がつく。

政治団体も同じだ。

右翼と左翼を大きく2分しても、その中でさらにより右翼的な人と左翼的な人がいる。

蟻の世界も同じだ。

蟻の巣には必ず90%の働き蟻と10%の怠け蟻がいる。

その10%の怠け蟻を排除すると、また残った90%の働き蟻の中から10%の蟻が働かなくなる。

これは危機的状況に陥ったとき、全滅を免れ、子孫を残すために取っている防衛手段だ。

磁石もそうだ。

N極とS極と2つに分けても、大きさが半分の磁石が2つ出来上がる。

さて、これを聞くと子供たちはどう考えるか?

「どこまで行っても順位がつくなら努力しないで今の順位のままでいいじゃん」

あるいは

「俺、怠け蟻になる!」か。

どこまで行っても順位がつくからと言って、努力を怠ってもいい理由にはならない。

考えてみよう。

世の中の人が全員怠けたら、この世界は完全にストップしてしまい、1日で大混乱に陥るだろう。

だから「天才は天才なりに、馬鹿は馬鹿なりに、人は死ぬまで努力をし続ける。」

これが人の世の原則である。

「努力したくない」という奴は宇宙空間に放り出してやって下さい。

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2017年6月17日 (土)

メタルば聴かんかい!

私は音楽が好きである。

以前にも書いたけど、バンドを組んで作曲をし、時々ライブをしています。

確かに作る曲はメタルやハードロックに凝り固まっているが、それにしても最近のヒットチャートを見ているとほとんどアイドルばかりで占められている現状を鑑みるとなんだかなぁと思ってしまいます。

それは曲そのものの良さや歌い手の歌唱力というより、見た目のかわいさ(かっこよさ)が先行してしまっているようだ。

ということで今日のテーマは「DNA」です。

先日、テレビを見ていて私が「こいつブサイクだなぁ」と言ったら、奥さんに「山口百恵の息子だよ」と言われてびっくりしました。

美男美女からこんなブサイクが生まれるなんて、DNAは面白いなぁ~と思いました。

そこから話は派生して、もうヒトゲノムは解析されたんだから、自分と結婚相手からどんな顔の子供が生まれるのかわかるんじゃね?と思ったのです。

で、そうなると恐らく、よりかわいい子を望むがゆえにどんどん結婚相手を探して、ついには婚期を逃す、みたいなことになりそうです。

じゃあどこかで手を打つとなると、それはそれで妥協したみたいな気分に苛まれるし。

だから一番いいのは、そんなこと気にせず、巡り合った人と結婚してどんな子が生まれてくるかわくわくしながら待つ、でしょうね。

ブ男ブ女からイケメンが生まれるかもしれませんし。

整形でもして、全員が美男美女になったら、それが平均値になるので、そんな世界はつまらなそうだし。

世の中色んな種類の顔があるから美男美女が引き立つわけだし。

というわけで、ヒットチャートも様々なジャンルの人や曲が出てくることを願います。

ベスト10がABKと嵐だけってなんだよ!

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