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2017年1月

2017年1月28日 (土)

最後は各人の倫理観に依るしかない

中3の3学期の通知表が出ました。

3学期というのは、1年間の平均であり、また3年生のこの時期はみんなが頑張っているので、普通の努力ではなかなか上がらないのですが、ワイズの子たちはほぼ全員が上げてきました!

強さの秘密を1つ教えますと、ワイズでは毎年、2学期の通知表が出たところで、これまでのテストの得点を顧みて、上がりそうな科目を絞って学年末に臨むという作戦表を本人たちに渡すのですが、これをしっかりと実践した結果ですね。

いや、ほんとよくやったと褒めてやりたいです。

これでだいぶ、高校受験の勝算が見えてきました。

特に驚きはYちゃんです。

昨年のI君の「テストで学年1位、通知表オール5」も驚異的でしたが、今年のYちゃんは2学期から「6」も内申点を上げてきました!

これは私がこれまで21年間で教えてきた約500人の生徒の中で初めてですね。

(3年3学期に限らなければ「12アップ」がワイズの最高記録ですが)

今、彼女の家では志望校の変更で緊急家族会議が開かれています。

今後が楽しみですね。

さて、話は変わりまして、今日は酒井雄哉さんのお話です。

千日回峰行を2度達成した大阿闍梨です。

千日回峰行とは、比叡山に伝わる、恐らく世界で最も過酷な修行です。

そんな難行苦行を満行された方の言葉ですから、いつもより少し襟を正して読みました。

が、私が普段子供たちに伝えていることとすべて同じだったので、自分の教育にまた一つ自身が持てました。

ま、雄哉さんに比べたら、私の修行なんてレジャーみたいなもので、畏れ多いのですが。

例えば、「滅私利他」。

「自分の我欲を捨てて、他人のために尽くしなさい」という意味。

とかく現代は自分勝手が蔓延し、争い事などうまく行かないことが多いが、我欲を捨て、他人の気持ちを理解しようとすれば、世の中いい方向に行くよ、という教えです。

例えば「身口心」。

「体と心のバランスを保ちなさい」という意味。

暴走族みたいに頭で考えず、体ばかり使っててもダメ、オタクみたいに頭ばかり使って、体を使わないのもダメ、頭を使って理性を養い、体を使って経験をし、また考えるというサイクルがよい、という教えです。

すべて、私が日頃子供たちに伝えていることと同じです。

さて、その数ある説法の結論が

「他人を変えることはできないが、自分は変えることができる」というものです。

そんなこと言ったら、教育の放棄やないか、と思われますが、ちょっと違います。

子どもたちに教育も道徳も倫理観もすべて教え諭した上で、でもそれをどうとらえ、何を選択し、実践していくのかは、各個人に依る、ということです。

先日、超自由人のK君が私の目を盗んで、塾の中でカードゲームに興じていました。

もちろん、これまでも事あるごとに彼にはなぜいけないのか説明をしてきましたが、結局は本人が変わる気がなければ変われません。

そして、16歳までに変わらなければ、刑罰が科せられるのです。

裏を返せば、だから私はそれまでにどんな些細な悪さでも、その子の将来のために烈火のごとく怒るのです。

先日の文部科学省の天下り事件がいい例ですね。

監視委員会の目を盗んでの手の込んだ隠ぺい工作。

子どもたちを教え諭すべき教育庁のてっぺんのてっぺんの人たちがこれでは、こどもたちに示しがつきません。

子どもたちに「バレなければ隠れて悪いことしてもいいぞ」と教えているわけですからね。

これぞまさに教育の放棄ですね。

で、もう2度とこのような事件が起きないようにどんな対策をするかというと、監視委員会が正常に機能しているかを監視する委員会を設置するって・・・。

バカ過ぎるやろ。

それで、また大事な国民の税金がそんなくだらんことで消えていくという・・・。

というわけで、私は大阿闍梨雄哉さんと同じく、監視カメラなんてつけません。

悪いことは悪いと伝えて、あとは本人の倫理観に委ねるだけです。

そこには信頼しかありません。

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2017年1月22日 (日)

あれから20年

我が家には結婚祝いで頂いた「体重計」があります。

いろんな機能がついており、身長や性別、年齢などをインプットすると、体重と体脂肪から体年齢なるものまで表示されます。

先日、家内が乗ると「体年齢29歳」と出たので喜んでいましたが、私が乗ったら同じく「29歳」と出たので不機嫌になりました。

私と同年齢だったことが気に入らなかったようです。

というわけで今年もワイズは体と気持ちが20代の先生たちでバンバン勉強を教えていきますよ。

さて、今日は「少年A」この子を生んで・・・について話したいと思います。

まず断っておきたいのは、私が興味本位でこの話をするのではなく、1教育者として、このような残酷な事件を防止するにはどうすればよいか、その考察の大いなる参考としてこの手記を活用するということです。

それは同時に、この本を執筆された父母の希望でもあり、私なりに真剣に意見を述べますので、どうか真剣に考えていただきますようお願いします。

まずはこの事件のあらましです。

1997年、神戸のある小学校の校門に子供の頭部が置かれていた事件で、さらにその犯人が14歳の少年だったことで全国に震撼が走った事件です。

今の親世代の人たちなら犯人が名乗った「酒鬼薔薇聖斗」の文字のほうが思い出しやすいかもしれません。

この手記には、この犯人の少年の生まれた日から事件後の裁判の間までの生い立ちが事細かに記されています。

どこでこの少年が人として間違った道に進んでしまったのか、親のどんな躾でこのような残虐性を身につけてしまったのかを、教育の観点から探してみましたが、ほとんど見当たりませんでした。

そう、擁護するつもりはありませんが、親の育て方に間違いはなかったのです。

身もふたもない言い方になりますが、「この少年の生まれ持った残虐な好奇心と性癖」が原因ということになります。

例えば、「異性よりも同性が好きだ」という人が、マイノリティではありますが、一定数いますよね。

その人たちに「それじゃ子孫繁栄に逆らっているから、異性を好きになりなさい」と言うのは難しいですよね。

同様に、この少年が生まれ持った性癖を変えることはできません。

かと言って、同性愛者と違い、他の人たちに害を及ぼすので、ほかっておくのは危険です。

というわけで予防策としてできることは、こういう性癖を持つ人間を早期に判別して保護観察することでしょうか。

その判別方法は「動物殺傷」です。

この少年にも見受けられましたが、動物などの生物を殺すことに性的興奮を覚えるのだそうです。

「嘘つきは泥棒の始まり」ということわざ同様に

「殺虫は殺人の始まり」と覚えればいいでしょう。

この手記にもありましたが、少年が幼い時、母親がゴキブリを殺すのを見て「何で殺すの?かわいそうや!」と言ったそうです。

それが巡り巡って、この少年が犯行に及んだ理由の供述で「人間もゴキブリと一緒や!」となったのです。

命の尊さはきちんと伝えないといけませんね。

そして、近所で犬や猫の変死体が(この少年は念入りに死体を隠していたのでわかりづらいですが)出たら、気をつけないといけません。

子どもが虫を平気で殺していたら、きちんと諭したいですね。

私が言えるのはそんなところです。

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2017年1月21日 (土)

賢くなるおもちゃ、馬鹿になるおもちゃ

ご無沙汰しております。

今年から冬期講習を充実させ、小学生に「世の中科」を導入し、クリスマス会もピアノ発表会を兼ねて行い、楽しく過ごすことができました。

さらに、年末調整やら、学年末テスト対策など、次から次へとこなし、ようやく今日、一息つけたので、また書き溜めたいと思います。

まずは「藤井聡太4段」。

最近、プロ棋士最年少記録を更新した、若き天才棋士です。

その天才逸話は枚挙に暇がなく、

「4歳で将棋のルールを覚え」、「5歳で大人を負かし」、「8歳でプロ棋士も参加する詰将棋大会に出場し」、「中学生でその詰将棋大会で優勝」するという天才ぶり。

「どうすればこんな天才になれるのか?」

子を持つ親としては、ぜひとも知りたいところだと思います。

まず、「ルールを覚える」から考えましょう。

4歳くらいの子に将棋駒を渡して説明しても、恐らく理解できないでしょう。

頭の悪い子は、口に入れるか、投げ飛ばすか、よくて積み木みたいに積むくらいでしょう。

普通の子で、名前を覚えられるか、頑張って並べ方を覚えるくらいです。

頭のいい子は、動かし方までなんとか覚えるくらいで、

5歳で完全にルールを把握し、大人を負かせる棋力が備わるのはほぼ不可能でしょう。

(逆説的になりますが、だから天才なんでしょうね。)

では、こんな天才になる方法とは何でしょうか?

それは藤井君の母親の言葉に出てきました。

「聡太は小さい頃から考えることが好きで、ずっと考えていました」

そう!これなんです!天才になる一番大事なことは「常に考えること」なのです!

アインシュタインにしても、ニュートンにしても偉大な天才たちに共通するのはこれです。

そして、もう1つ天才には欠かせない大事な要素があります。

「努力の継続」です。

羽生善治さんも野球のイチロー選手も、小さい頃から今なおずっと努力を続けているから一流なんです。

たった、これだけです。天才になる方法は。

最後にもう一つ、天才に近づく方法を教えましょう。

これも聡太君の母親の言葉に出てきました。

「もっと小さい時ですか?2~3歳の頃はキュボロが好きでよくやっていましたね。テレビやゲームは今でも全く興味がないですね。」

「キュボロ」とは以前にも書きましたが、スイス製の積み木で、ビー玉が転がるルートを自分で考えて組み合わせて作るおもちゃです。

私は日本に輸入される前からこの存在を知っており、また、幼児の天才脳教育にも非常に良いことも実践的に知っていたので、ワイズ開校当時からずっと置いてあり、子どもたちに自由に触らせています。

このあたりにもワイズ生の賢さの秘密があるのだと自負しています。

ワイズには、頭に悪いおもちゃはありません。

頭がよくなるおもちゃをたくさん揃えていますので、興味がありましたら見に来て下さい。

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