その手があったか!!
以前にも書きましたが、世界最高峰のハーバード大学に開校以来最高の天才兄弟が入学して話題になりました。
メディアはこぞって彼らにインタビューをしました。
「どうやって勉強したの?育った環境は?」と。
想像してみましょう。
最先端の情報が集まる大都市で、世界最高の家庭教師が何人もついて、世界のあらゆる情報が入手できるコンピューターに囲まれた環境で育った・・・?
実際は想像の真逆でした。
大学教授だった両親が子育てのためにアラスカの僻地に大量の本を持って引っ越し、大自然の中で育てたのです。
人間の記憶というのは、見て触って体験すること、いっぱい頭を使って想像したり考えること、ピンポイントの情報だけでなく、関連性のある多くの情報と一緒に覚えることが大事なのです。
この兄弟は大自然の中で本物の動物や植物や星空を見て育ち、誘惑や邪魔な情報のない中でいっぱい想像力を働かせ、本や図鑑を見て一部ではなく本に載っている全ての情報を覚えてしまったのです。
裏を返せば都会の便利な生活に浸っている現代人ほど脳が退化していくのです。
スポーツで例えましょう。
大自然の中を走り回ってる子と、街の中を電車や車や電動アシスト自転車やエレベーターやエスカレーターを使っている子とどちらが足腰が強くなりますか?
そういうことです。
そして今一番懸念されるのが「ネット検索」です。
便利だからいい?
これは子供の勉強には非常に悪いのです。
まず想像もしないし、全く考えないから記憶の定着も悪く、ピンポイントだから関連した情報しか見られず、なにより楽して手に入れたものは記憶に残りにくい、さらに我慢する力も脆弱になります。
「辞書や本より見つけるのが早い」、と子供は反論します。
でも、結局忘れて、何度も同じことを検索するより、結果的に本の方が圧倒的に早くなるのです。
とにかく今の子たちは非常に面倒くさがります。
なんでも「ネットで調べれば早いじゃ~ん」と言います。
ここで学年一の天才でスマホを持ってないE君と、学年順位が下から数えたほうが早くてスマホと寝食を共にしているK君が登場します。
先日、漢字検定の直しの宿題を伝えた瞬間、E君は辞書を手に取り、K君はスマホで解答が落ちてないか探し始めたのです!
どちらが賢くなるかはもうおわかりですね。
結論、郵便振替などの頭を鍛えることが目的でない諸業務はネットを使ってもよいが、子供たちの成長、特に学習や勉強に関しては絶対に使わせないほうがいいです。
子供が調べたいからネット使わせてと言ってきたら、辞書や図鑑を渡すか、図書館へ行かせて下さい。
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