« 遊び込め! | トップページ | そんなに上がったのかよ! »

2014年11月12日 (水)

子供を抱きしめるな

さて、期末が始まる前に書き溜めときましょう。

ロミオ先生の「教育をぶった切る」第4弾です。

今日は鹿児島で3つの幼稚園を営んでいる横峰吉文さんの「天才は10歳までに作られる」です。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、ここの園児は全員が逆立ち歩きができて、漢字の読み書きができるというスーパー園児で話題となり、いったいどんなスパルタ教育をしてるんだ?と思いきや、やってることはいたって昔ながらの「読み書き計算+体遊び」という王道ということにまた驚き。

しかも、その子供たちはものすごく伸び伸びと元気よく園児生活を送っているのです。誰一人疲弊していたり、やらされてる感がないのです。

まさに私の理想教育と同じですね。いや、そんなこと言うと横峰さんに失礼ですね。

教育暦30年の試行錯誤の末でたどり着いた教育論ですから、私なんかより重みがありますね。(ま、見つけたのは私のほうが早いですが。)

これは私の感覚ですが、昔から「鹿児島」という風土が好きでしたね。

特に縁もゆかりもないんですが、学生の頃、司馬遼太郎の「翔ぶが如く」を読んでから、もうあの豪胆で朴訥な人間観というか、実直さというか、悲しいほどにまっすぐな生き方がたまらなく好きですね。

あ、なんか書き出したらとまらなくなったので、書いちゃいますね。

幕末維新で新政府が樹立、しかし征韓論を巡って意見が対立した西郷は故郷鹿児島(かごんまと発音)に下野。彼を慕って集まった青年(にせと発音)たちがもう一度維新を起こすと息巻く中で西郷は言う。

「おいのこん命、おまんさーたちにあげもんそ。」

この一言で反政府の士族たちを一つにまとめて、誠は我らにありと言って、歩いて東京に向かうという…。

もうね、人間の器のスケールが違いすぎる。

笑えるほど自分の信念に愚直なんですね。

そして田原坂。

数万の政府軍の浴びせる乱闘弾雨の中、「チェストー!」と叫びながら刀一振りで立ち向かっていく…。

この示現流も薩摩隼人っぽくて好きですね。

上段に構えて、胴はガラ空きで、打たれても構わないから一太刀で相手を両断するというわかりやすさ。

その気迫に、鉄砲を持った官軍が刀を持った薩摩軍に気おされるというありえない現象が起こる。

そして城山。

30人で、10万の政府軍に囲まれた玉砕前夜でも、笑って迎える悲壮感のない最期。

さて、話を少しずつ戻しましょう。

そんな鹿児島には昔から「郷中教育」というのがあって、それは青年(にせ)を呼ばれる年上の人たちが年下の子供たちを教育するという、一つの自学教育システムです。

具体的には、読み書きの「勉強」、そして野や川で体を鍛える「鍛錬」、そしてみんなで国のあり方について議論する「ディスカッション」、さらに目上に対する礼儀や挨拶などの「社会ルール」などを教えるものです。

もう、ここから読み取れる通り、150年以上も前からすでに教育の理想形が出来上がっているのです。

そんな、歴史背景から横峰さんの教育論が作られたかどうかは知りませんが、偶然ではない気がしますね。

「読み書き・計算・運動」の重要性は前にも説いたので、今日は親の心構え(躾)についてお話します。

「子供を抱きしめないで下さい。」

横峰氏が講演会で必ず言う言葉です。

「近年は少子化で親が愛情の名のもと、子供を甘やかしているケースが多い。それは子供から生きる力を奪い、伸びる才能をダメにし、非行に走らせることになる。」と。

「子供の才能を上手に伸ばすには、何もしないこと。よく子供を観察し、子供が困って自主的に尋ねてきたときだけ教える。手取り足取り教えたほうが何倍も楽ですが、絶対にしてはいけません。毅然とした態度で、体罰も含めて厳しく接して下さい。」とおっしゃってます。

私はこの年頃の子を育てたことはないですが、少なくとも自分自身と弟はおかんに厳しく育てられたので、強くなれたと思います。

そして、そんな私が子供を育てる側に回って、「ロミオ先生こわい~!」と思われているなら「よっしゃ!」と思いますね。

ちなみに私は長渕剛(鹿児島出身)も大好きです。

|

« 遊び込め! | トップページ | そんなに上がったのかよ! »

今日のワイズ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1049265/57968023

この記事へのトラックバック一覧です: 子供を抱きしめるな:

« 遊び込め! | トップページ | そんなに上がったのかよ! »