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2014年4月21日 (月)

ちょっとした違和感

最近、子供たちを通じて世の中の変化に気づかされることがあります。

先日、「5+6=~」や「私の電話番号は~です」という文を使って英数字を覚えさせるという単元の授業を行なった時のことです。

私は例年通り、「ほな、この例文に倣って自分ちの電話番号を当てはめて英語で言うてみぃ」と一人ずつ言わせようとしたら、子供たちが言います。

「え?これは個人情報だから、でたらめの番号でいいよね?」

「家の電話番号、知らない・・・。」

確かに、でたらめでも数字を覚える勉強になるから構わんけど。

何か、世の中全体が疑心暗鬼に包まれているようで少し残念な気持ちになりました。

どうも過剰に反応しているように感じます。

たとえば、就職試験の面接で

「では名前と出身校を教えてください。」

「個人情報なので、お答えできません。」

もちろん、彼らを責めるつもりはありません。

悪いのは、そういう個人情報を悪用する人たちですから。

また、別の授業で、「Shall I ~?」の構文を教えていたら生徒が「上からじゃ~ん!」と言ったのです。

「~しましょうか?」という意味なのですが、今の子供たちにはこの表現がとても高飛車な感じがするそうです。

「窓をあけましょうか?」

「は?何様のつもり?」

だそうです。

また、ワイズのイベントで子供たちがおやつを持ってきた時、みんなで交換し合っているのもとても違和感を感じました。

私が子供の頃は、おこづかいはないし、少しのおやつを兄弟で分けると自分の取り分はわずかで、常に飢え乾いていたので、なかなか人に分け与えるなんて発想は出てこなかったですね。

ガムは味がなくなっても、銀紙に包んで何日にもわたって噛んでましたし、駄菓子屋のくじつきガムも当てるコツをつかんでかなりの確率で当ててました。ゲーセンのメダルゲームもものすごい動体視力と反射神経でかなり増やしましたし。

もっと言えば、よくお金持ちの奴からお菓子やおもちゃ(メンコや怪獣の消しゴム)をちょっぴり睨みながら語気を強めて手に入れて、お祭りの時などにダンボールで店を作って、それを売って資金を得ていました。

とにかく、頭と腕力と口を使って、どうすればお金やお菓子やおもちゃを手に入れられるか、あるいは増やせるかを考えていましたね。

おかげで、頭の回転もよくなったし、体も鍛えられたし、なにより交渉術が身につきましたね。

今の子は、そんな渇望した状況なんて考えられないくらい満たされているのでしょう。

ひょっとすると、今の日本の外交の弱腰はそこに原因があるんじゃないのか?と思ってしまいます。

「中国さんも南北朝鮮さんもお金を上げますのでミサイル撃たないで下さい」みたいな。

また、今の子が平気な顔して「試食や試飲」にがっついていることにも違和感を感じます。

私は満たされない生活をしていましたが、試食などはしませんでした。

それは親から「品がないことは絶対するな」と躾られたからです。

「買う気がないなら、手をつけない」

これが品格です。

残念ながら、今の子はこんなに満たされているのに、品格が失われています。

せめて、私が教えているワイズ生だけでも、強くたくましく、そして品と素養のある人間に育てたいと思います。

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