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2012年6月22日 (金)

美しく儚いものたち

先日、英語の教科書でニュージーランドのキーウィについての文が出てきた。

簡単にかいつまむと

「キーウィはニュージーランド固有の生き物で、かつて地上に天敵はなく地面で暮らしていた。そこへ人々が犬や猫を持ち込んで生態系がくずれ、現在絶滅の危機に瀕している」

と書いてあったのだが、どうも日本政府は欧米に対し恐れているのか、事実を隠すので、これでは真の教育ではないと思い、私はいつもできるだけ生徒たちに真実、物事の裏側を伝えることにしている。すべてを伝えた上で生徒たちに考えさせるのだ。

「人々」ではない。「イギリスの人々」だ。

そして今でも他の多くの飛べない鳥たちが車にはねられて死んでいる。

こんな話ができるのも私が世界60カ国を周った経験があるからだ。

(こんな経験談ができる塾講師は日本で私一人だけだろう。)

さて、今日は外来種と生態系についてのお話。

日本国内においても様々な品種が絶滅危惧種としてリストアップされている。もちろんこれは国民生活が自然を破壊しているのも大きな要因だが、もう一つの原因に外来種の持ち込みがある。これらの種はとにかく生命力が強く、粗悪な環境でもたくましく生き抜き、国内固有の種を脅かし席巻している。(何となく規制緩和による国際競争にさらされた日本経済にも似た図式だ)。

例えばアメリカザリガニやオバケタニシ、セイタカアワダチソウにタンポポ、そしてシロツメグサなど、今や目に付くものはほとんど外来種だ。

さて、このことをどう考えるかだが、「こんなヤワな種じゃダメだ!もっと外来種たちとの競争にもまれて強くならねば!」と考えることもできる。

しかし逆を言えば、こんなきれいな環境だからこそ生きてきた繊細で美しい種なわけで、それを一概にヤワいから強くなれと言うはどうかとも思う。

みなさんはどう思いますか?

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