当たり前だと思うなよ
今年の夏休みも生徒を連れてキャンプをしてきました。
川遊びをしたり、花火をしたり、肝試しをしたり、温泉に入ったり、広場でサッカーして
遊んだりと、子どもたちは親元から離れて自分たちだけの力で1泊2日の野外体験を
とても楽しんでいました。
私も子供たちの生き生きとした顔を見ていると「これが本来の子どもたちの姿だよなぁ」と
うれしく思うのです。
正直、出発前に少し悩みがありました。
子どもたちが「ケータイ持ってっていい?」とか「ゲーム持ってっていい?」とか「テレビある
の?」とか言うので、私は「そんな物より100倍楽しいことをするからいらん」と伝えた
のです。(こういう質問の中に現代の子どもたちの生活が見えますね)。
ここが大人の腕の見せ所になるのです。
ゲームより楽しいことを自然の中で教えるのです。
それは子どもたちどうしでみんなが頭と体を使う遊びです。
ただし、全部教えてはいけません。ヒントだけ与えてなるべく本人たちにやらせるのです。
まぁこれは子どもたちの笑顔を見て成功を確信しました。
さて、実はこのキャンプにはもう一つ大切なコンセプトがあって、「親への感謝」です。
今回ももちろん自分たちで食事を作ったり、後片付けをしたのですが、やらせてみると
ほとんどの子ができません。それは裏を返すと、普段炊事に参加せず、片付けも
手伝っていないということです。そんな上げ膳据え膳みたいな生活が子どもたちの教育に
とってよいはずがありません。だから私はやらせるのです。
(危なっかしい包丁の手つきを見ていると思わず、取り上げて自分が代わりにやろう
という気持ちを何度も抑えて)。Σ( ̄ロ ̄lll)
そしてこの体験を通じて子どもたちは毎日毎食料理を作ってくれる母親への感謝の
気持ちを持つことができるのです。
もし、ご自宅で子どもがだらだらとテレビやゲームや漫画やネットなどしてるようでしたら
どんどん家事を手伝わせてください。お願いします。( ̄ー+ ̄)
| 固定リンク
「今日のワイズ」カテゴリの記事
- 育ちのよさはここに表れる(2018.03.23)
- 3年間の実験結果が出ました!(2018.03.20)
- 勉強依存症(2018.03.12)
- 好きなことして生きた結果がこれ(2018.02.17)
- 大手塾の危険性(2018.02.17)
コメント