« ぴかぴか! | トップページ | あのころの悪ガキが偉そうに・・・ »

2009年4月 8日 (水)

不審者って何?

先日、卒業生のHとみさんが来てくれました。

現在、大学4年生で、大手企業の内定をもらったそうです。

英語が堪能な彼女なら、世界を駆け回るキャリアウーマンになることでしょう。

さて、春期講習も終わり、昼に時間ができたので、実家の近所にある公園へ

行ってきました。

改修工事などで景観が変わる前に絵に描いておこうと思ったのです。

私がアングルを決め、スケッチしていると、遊んでいた小学生の女の子たちが

話しかけてきました。

「何してるの?」  「絵を描いてるんだよ」

「名前は?」  「ロミオだよ」

「どこに住んでるの?」  「一宮だよ」

聞くとみんな私の母校である岩倉北小学校の子たちでした。

なつかしくて、小学校の話をしていると、少し悲しいことがわかりました。

昔、校庭内にあった祠やよく木登りした木が切られてなくなっていたこと、

よく遊んだ遊具も危険だからと取り壊されたこと、校門にフェンスが設置されたこと、

そしてもっと切ない思いをしました。

「何歳?」  「38だよ」

「お母さんと同じだ~」  

私はひょっとして同級生の子かも知れないと思ってその子のお母さんの名前を尋ねたら

一人の子が「え?名前言っちゃっていいの?」と言ったのです。

つまり、見知らぬ人に個人情報を伝えてはいけないと教えられていたのでしょう。

(ま、先に私の個人情報を詮索してきたことに矛盾はありますが)。

もちろん、その子を責めるつもりもその子の親にも責任はありません。

そういう防衛策を講じなければならなくなった犯罪の発生が悪いのです。

と、普通は考えられますが、私は「犯罪をなくすことが大事」と考えます。

例えば、ある少年犯罪の凶器がカッターナイフだったとしましよう。

次の日から「カッターナイフは危ないから子どもは所持してはいけません」では

何の解決もしていないどころか、子どもたちの自由の範囲を狭くすることになります。

この場合は「カッターナイフは工作で使う物」「みんなと仲良くするという道徳観」を

しっかり教えていれば、こんな事件は起きないのです。

話を戻すと、子どもの安全を守るために防犯ブザーを持たせても、校門にフェンスを

設置しても、危険な遊具を取り壊しても、根本の解決にはならない、と言いたいのです。

では、子どもを狙った犯罪をなくすにはどうしたらいいか?

簡潔に言うと「コミュニケーション能力を高める」ことです。

人と人との関係を大切にする。

親や先生や友達とも普段から挨拶をし、よく話をすることです。

また、たくさんの人と接するのです。

そうすれば、人の気持ちもわかるし、自分の思い通りにならないこともわかるでしょう。

そして、自分一人では生きられないこともわかるし、何よりみんなの幸せが自分の幸せ

につながることも理解できるでしょう。

ですから私は、ろくに挨拶もできない子がケータイを持っていたり、狭い人間関係しか

構築できない子がゲームなどをして部屋に籠もっていることに危機感を覚えるのです。

再び話を戻して、「名前教えてもいいの?」と言った子も、私の人間性を感じとったのか、

回りの子が私に心を開いてることに気づいたのか、すぐに子どもらしい素直な笑顔に

なって、私も含めてみんなと一緒に楽しく鬼ごっこをしました。

この順応性に、やはり「教育は子どもの頃から」と思いました。

昔のように、木登りできる木があり、スリリングな遊具があり、校門は常に開いており、

子どもたちが安心して遊べるような社会になるために、まずは子どもたち、

元気よく挨拶することから始めよう。

|

« ぴかぴか! | トップページ | あのころの悪ガキが偉そうに・・・ »

今日のワイズ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1049265/29028705

この記事へのトラックバック一覧です: 不審者って何?:

« ぴかぴか! | トップページ | あのころの悪ガキが偉そうに・・・ »