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2009年2月17日 (火)

世界で一番美しいもの

先日、F川K基くんのお母さんから「ブログ見てますよ」と聞いたので、「よし、頑張って

書こう!」と今こうしてキーボードに向かっています。

不思議なもので、誰からも注目されていないとやる気が萎えてしまいますが、誰かが

見てくれていると思うと人は頑張れるんですね。

そう考えると、子どもたちの勉強に向かう姿勢をいつも温かく見守ってあげることが

大切だと思います。

さて今日は私の尊敬する先生についてお話したいと思います。

昨年、ノーベル賞を受賞した物理学者の小林誠氏。

その氏が明和高校在校中、テストで常にトップだった同級生がいたそうです。

北居正人。

現在、大阪の公立小学校で教師をしています。

北居先生はスポーツ万能、音楽の才能もすごく、絵を描かせたらコンクールで賞を取る

という多才能の持ち主なのに、普段はそんな素振りをまったく見せず、気さくで、冗談を

言っては周囲を明るくし、日々子どもたちと真剣に向き合っている1教師です。

そんな先生が3年前、息子を連れて老人介護を受けている老齢の母に会いに来た時の

ことです。

医者からは、母はもう長くはない、と言われていました。

その晩、先生は、暗いのは嫌だから歌でも歌おうや、と言ってギターを持って

弾き語り始めました。

それは高田渡の系図という歌でした。

「ぼくが この世に やってきた夜

 おふくろは むちゃくちゃに うれしがり

 おやじは うろたえて 質屋へ走り

 そのあと 酒屋を たたき起こした」

先生は泣きながら、何度も何度もこのフレーズを歌いました。

私は息子の前で大泣きする先生を見て、この人はすごい、と思いました。

先生は母が大好きでした。

そんな母が喜んでくれるから一生懸命勉強したそうです。

恐らく、勉学というのは親孝行から出発するのかもしれません。

その母(私から見て祖母)はそのあとすぐ亡くなりました。

ワイズ開校の前日でした。

私もこの祖母が大好きでした。

通夜の時は、私も歌が好きだった祖母のために泣きながらいっぱい歌いました。

翌日、父に「生徒たちを待たすな。お前は仕事に行け」と言われ

葬儀の参列は許されませんでした。

今でも、私は水泳大会などで優勝すると祖母の墓前に報告に行きます。

教育の原点。

それは母の愛情だと思います。これに勝るものはありません。

世界で一番美しい生命の営みだと思います。

どうか、子どもたちに惜しみない愛情を注いでやってください。

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