これからはアメブロで
アメブロの方が閲覧者数が多いと聞き、引っ越しました。
https://ameblo.jp/romeoman
です。
ばんばん行きましょう。
今日は西成活裕氏の「とんでもなく役に立つ数学」です。
私の読む本の著者はだいたい東大やハーバード大やイェール大とかの出身か教授なので、当たり前ですがみんな幼少から頭がいい。
そんな人に「簡単な勉強の方法」や「数学は面白い」と言われても、脳レベルの低い子には暖簾に腕押しだし、頭のいい子はすでに独自にやってるし、誰のための本なんだ?と思ってしまう。
この先生も
「高校1年で高校の勉強は全部終わっていた。1年の時に先輩から教科書借りてざっと読んで理解した。」
まぁ、凡人でもできそうなことを挙げると
「公式を覚えなさいと言われるのが嫌で、わからないことをそのまま覚えるのは嫌で、自分で納得するまで独学した。」
「解答は絶対に見ない。長い時は1年かかって1つの問題を解いた。」
「問題を作っていた。問題は解くより作るほうが難しいし、面白い。」
そして面白かったのがこれ。
「数学の問題が解けなくてつらいなぁ、これ以上は計算できないなぁと言うときはスポーツと一緒。それを乗り越えられるかは、教えられるものじゃなくて、体育会系のど根性があるかどうかだ。」
数学ができるかどうかの最後の決め手がまさかの根性論!
でも、わかります。
私も完全なる体育会系で、ど根性で乗り越えてきましたから。
そう。数学ができるようになるには「親からの優秀な遺伝子」と「本人の根性」です。
あ、ちなみに根性も遺伝なので、結局、数学ができるかどうかは親の能力で決まる、ということです。
別の話ですが、この教授がテレビ番組に出る時ディレクターから「説明は1段で終わって下さい」と言われるそうです。
「AならばB」これが一段です。
2段以上続くと視聴者がついていけなくなるんでしょうね。
数学者はこれを10万段できるそうです。
私も子供たちに説明する時はなるべく1段にしています。
あと、面白かったのが渋滞学。
どうやったら交通渋滞が減るのか、という研究で、結論だけを述べると、「みんなが少しずつ車間距離をおけば全員が最短時間で通れる」というものでした。
つまり、みんなが自分のわがままを少し我慢すれば、みんなにとって最大の幸福が訪れる、ということです。
これは経済にも当てはまることで、すごく儲かった企業は、お金を銀行や国に還元し、厳しかった企業には銀行や国が補填する、みたいにすれば世の中一番うまくいくそうです。
いや、でもこれまで書いてきたように、サイコパスやぼろ儲けグーグルや製薬会社がいるからねぇ。
彼らがこの考えに気づけば世の中がすばらしくなるけどねぇ。
ついに来ました。
中野信子氏の「サイコパス」。
書くこといっぱいありすぎてなかなかまとめづらいんだよね。
でもすごいことが書いてありました。
ランディというサイコパスがいました。
はじめの何回かのレイプの時、おとり捜査官に摑まり逮捕されました。
そこで彼は学習します。
「そうだ!未成年ならおとり捜査官じゃないから未成年を犯そう!」
しかし、被害者を逃していたため、うわさが広がります。
そこで彼はまた学習します。
「そうだ!犯したあと殺しちゃえばバレないじゃん!」
そうして12年間で64回の暴行殺人を行いました。
これがサイコパスの思考です。
サイコパスは他人がどうなろうと思いやることはありません。他者への共感、恥の意識、罪の意識もありません。
逮捕後、尋問された彼は自分のしたことに対し、「何とも思わない。他人は私の快楽のために存在する。頭を使った私はえらい。人が苦しむのを見るとわくわくする。」と言ったのです。
このランディを含め、凶悪犯罪の半数以上がサイコパスだそうです。
このような非人道的なサイコパスが100人に1人の割合で存在しているそうです。(日本はそれより少ないようですが)
本来なら、そんな非人間的な人は淘汰されて早々と絶滅しそうなのに、一定の割合で今もなお残っているのには理由があるそうです。
サイコパスのような蛮勇があればこそ、新大陸を発見し、先住民との闘いでも先頭を切って平気で戦い、開拓しえたのだと。
まぁ、それは過去の話として、ある程度民主主義が広まり、平和になった日本においては、むしろサイコパスは生きづらいことと思います。
そういう人は危険な仕事に向いてるかもしれません。
現在、アメリカ軍の戦闘最前線で、躊躇なく敵を撃ち殺す戦闘員が100人に1人か2人いるが、それは間違いなくサイコパスだそうです。
さて、そんなサイコパスの見分け方を教えましょう。
まず、男性は顔が横に広いそうです。それはテストステロンと言う男性ホルモンが多いためで、そういう人は攻撃性、暴力性が高いそうです。
心拍数がもともと低いという特徴もあります。でもこれは見た目では判断しづらいですね。
サイコパスは家のソファでくつろいでいる時よりも、人を暴行している時のほうが心拍数がリラックスしているそうです。
職業でいうと企業の最高責任者やテレビなどのマスコミ関係者、セールスマンに多いそうです。
(ちなみにサイコパスの少ない職業は介護士、看護師、療法士、教師、ボランティアだそうです。なんとなくわかりますね。)
人前で平然とプレゼンできるのもサイコパスの特徴です。
また、人の目元だけを見てその人の感情を読み取れるのもサイコパスの特徴です。
しかし逆に、普通の人がサイコパスの表情を読み取ることはできません。
人の弱みにつけこみコントロールするのもサイコパスに多い特徴です。
口がうまく、意見をころころ変え、自己中心的で、支配欲が強く、自分の過失の責任をすべて人のせいにし、誇大妄想に取りつかれている。
自分には社会のルールを破る権利が与えられていると思っている。
子供のように飽きっぽく、普段の生活が退屈なのだそう。
脳科学の見地から考えると、サイコパスは恐怖や不安をつかさどる偏桃体の活動が弱い。
ちなみにその逆がうつ病の患者で、偏桃体の活動が活発で、少しのことで不安や恐怖を感じるのだそう。
そしてうそ発見器でも発見できません。(うそをつくのがへいきなので心拍数が上がらない)
さらにサイコパスの遺伝性は極めて高く、更生プログラムも意味がありません。
サイコパスによる被害および投獄にかかる経費の総額はアメリカで1年間で50兆円かかるそうです。
これはうつ病の費用負担を上回ります。
ではそんな反社会的で社会に甚大な被害を及ぼすサイコパスとどう付き合えばよいのでしょう。
この作者は私と同意見を述べています。
「遺伝子を調べて、サイコパスの疑いがある人ははじめから社会から隔離して、すべて監視の下で生活させる。そして危険な任務(爆弾の処理とか)をさせるとよい。」
それが倫理的に問題だとしても、そのほうが全人類にとっては一番被害が少なくて済むからです。
もう1つ、解決方法があります。
「サイコパスの人が1日殺人を我慢したら10万円あげる、というものです。」
絶対にありえませんよね。
最後に、サイコパスは弱者や思いやりのある人、つまり善良な人ほどつけこんでくるので要注意です。
アイドルのマネージャー?プロデューサー?が「お前のブログ面白いから1日100個書け」とか言われて、その通りにしたら選挙?で1位になった。と書いてあった。
なんでも、ブログをいっぱい書くとブレイクするらしい。
見てみたらその内容がひどい!
「道にバナナがまるごと落ちていた!まるごとですよ!ありえなくないですか?」
こんな保育園児でも書けるブログを書くやつも頭悪そうだし、それを見ている奴も頭悪そうだし、それを褒めて勧める奴も意味不明だし。
まぁ数書けばとりあえず読んでくれる人が増えることを信じてできる限り書いてみます。
もちろん内容はバナナよりも100倍有益ですよ。
さて、今日は藤本耕平氏の「つくし世代」です。
こんなCMがはやりましたよね、とかこんなネットニュースが話題になりましたよね、とかいくつか例が出てくるが、何一つ知らなかったので、なかなか話の趣旨が掴みにくかったが、いくつか論点をまとめると、
「今の若者は世の中のものさしで自分を測るのではなく、自分のものさしで世の中を測る」とか、
「人とのつながりの数がステイタスになっているので、一人でいるところを見られるのが恥ずかしい」とか、
「努力が自分のためになるとは限らないし、頑張るほど馬鹿を見ることもあると思っている」とか、
「ちょっとした画像の加工ならほとんどの人ができる」とか、
「CMは商品を良く見せようとするバイアスがかかっているので、そういう情報は遮断する」とか、
「同じ時間とお金を使うなら、友達のとのつながりや幸せを共有したりすることに使う」とか。
うん、だいたい普段から子供たちと接する仕事をしてるので、概ねその通りですね。
私が1つ気になったのは
「ネットワークが広いほど、お得な情報が入ってくる。それができない、割引や無料で手に入れられるものを定価で買っちゃう人のことを情報弱者として馬鹿にするそうです」という点。
これ俺のことやないかい!
さて、どんどん行きましょう。
齋藤和紀氏の「シンギュラリティ・ビジネス」です。
シンギュラリティってのは、未来に起こるAIが人類を越える時期のことです。
まぁ、近い将来の人類の働き方についての本です。
これもまぁだいたい私の予想と同じでしたね。
「科学技術の発達によってエネルギー問題が解決され、食糧問題も解決し、環境問題も解決し、戦争もなくなり、人は働かなくてもよくなり、医療も発達し、人類が平和で健康的に暮らせる」と。
そりゃすばらしい世界だね。
でも1つ重大な問題があります。
「格差問題」です。
確かにすべての諸問題は解決される可能性は高いが、結局すべてのネット情報ビジネスはグーグルの独占、医療は製薬会社がぼろ儲けで、他の一般の人類はわずかな賃金で働き続けるしか生きてくすべはないのです。
これが理想の世界なわけないじゃん。
結局、これからの仕事はかなりすばやく目まぐるしく激変していくので、それに対応できる心構えが必要ですよ、ってことです。
読んだ本が溜まって、私の知識も貯まって、日本一の教育者を自負しているロミオです。
さて、そんな日々の実践と知識を世の中の役に立たせようと思い、教育相談会をやることにしました。
まずは月1で開催します。今月は9月21日の2時からです。
教育のことで悩みがありましたら、この機会に聞いて下さい。
さて、ぱぱっとまとめ書き。
ホリエモン氏の「自分のことだけ考える~炎上される者になれ~」です。
まぁ、同い年ですし、知的レベルも同じなので、だいたい言いたいことは同じです。
「人は裏切るのが当たり前、でも人は信じる」とか
「いじめなんてなくならない。いじめは受け流せ」とか。
ただ、これは違うな、という意見もあった。
「保育士の給料が低いのは、単純に世の中の人が保育士の価値がその程度と思っているからだ。だから補助金を増やしても無意味。保育士ので高給を得たいなら、他がやってないようなサービスをするべき。」と。
ここまでは「ふ~ん、まぁ、あくまでビジネスとしてとらえるんだね」と思ったが、
「壁面飾り。あれは無駄だからもっと効率よく、デジタルフォトでスライドを見せるとかしたら。」という意見には反対だ。
手間暇かかるし、非効率だけど、それが子供の教育には大切なんだよね。
デジタルフォト見せられても、保育士や親の愛情は感じられないよ。
それから芸術作品の価値。
これも全然意見が違ってびっくりした。
「最近、友人でzozoタウン社長の前澤君がバスキアの絵画を123億円で落札したけど、ぶっちゃけ絵画の価値がわかんないから、別の友人のチームラボの社長の猪子君に尋ねたんだよ。そしたらすっごく腑に落ちたって。」
で猪子君の解答がこれ。
「歴史に名を遺すのは、革命家と科学者と芸術家だ。アンディ・ウォーホルは超有名な画家だ。だから彼の作品の価値はこれ以上下がらない。そのウォーホルが師事したバスキアの価値も下がらないよ。」と。
「はぁ?」である。
結局、お金の価値で判断している。もっと言えば、世の中の人がいいんじゃない?と思っているからいい物という完全なる他者判断である。
こんな芸術もわからん奴に絵画を所有されて、さぞ画家も悲しいだろう。
私はてっきり「自分の思うまま、心の感じるままに絵と向き合って、自分でそのすばらしさを見出しなさい」とでも言うかと思ったよ。
一応最後にいいことも書いておこう。
「人を救うのにお金も努力もいらない。苦しんでいる人がいたらひとこと声をかけてあげよう。」
ごもっとも。
昨日、友人の家でAIのプログラミングを見せてもらいました。
本当は私自身がAIを動かしたかったのですが、パソコンのスペックが足りず(ちなみにワイズのパソコンは元は95年式で、いろいろ中身を増設して今に至るので動画が静止画になります)、友人にAIプログラミングの本を貸して、代わりにプログラミングをしてもらっていたのです。で、いろいろできることがわかったのですが、はて、何をやろう?と考えてしまいました。
いまやAIは社会の様々なところで活躍しています。
医療現場なら癌の早期発見や、警察なら犯罪の防止、政治の世界では人間の代わりに政策を考えるなど、です。
私は教育者なので、教育に関することで、世の中の役に立とうと考えたのですが、これがなかなかうまくいきません。
例えば「テスト問題の予想」。
ここが出題されるからね、と生徒に伝えても本人がやらなかったり、理解できなければ意味がありません。
例えば「弱点の補強」。
この子はこの単元が理解できてないからこのプリントをやりましょう、と渡してもやはりやらなければ意味がない。
じゃあ、根本に戻って、「勉強のやる気を出させる方法をAIに考えてもらおう」。
この子にはこんな接し方で、こんな言葉かけをすればやる気になる可能性が1%上がるでしょう。
そう、結局は本人の受け取り方次第なので、100%上がる方法はありません。
それを裏付けるかのような発言が子供たちから出ました。
「勉強しないで、頭がよくなる方法ないの~?」
これが彼ら(彼女ら)の究極の要望なのです。
別の例で例えると
「運動しないで痩せられる方法ないの~?」
「整形も化粧もしないで美人になる方法は~?」
「働かないでお金持ちになりたい~」
ということだ。
というわけで、AIで単純作業は効率化できるけど(答案用紙を1秒で採点するなど)、人間のあくなき欲求には答えられるものではない、という結論に至りました。
だって、すでにワイズでテストに何が出るか予想して、その徹底解説もしてるのに、点数が取れない子もいるのだから。
逆説的に言えば、だから教師という職種はAI全盛の時代が来てもなくならないということです。
これからも、同じ質問を100回聞かれても笑顔で教えてあげることを続けていくしかありません。
ワイズの花壇を植え替えました。
日日草です。
あとは花が咲くのを楽しみに待ちましょう。
子育ても同じですね。
最低限の衣食住を与える。それとなく気に掛ける。あとはどんな子に育つかを楽しみに待つだけです。
さて、今日は里見清一氏の「医学の勝利が国家を滅ぼす」です。
久しぶりによい本に出会いましたね。
これまでに紹介した本ももちろんよいのですが、私の持っている知識や独自の教育論と同意見のものなので、私自身としては目新しい情報ではなく、私の持論の正当性の裏付け程度の本だったのです。
しかし、今回は私の知らない論、しかも画期的で実践的で魅力的なお話だったので、うれしかったのです。
今の日本の医学界が抱える問題や裏の汚い部分、そしてそれに対する明快な解が書いてありました。
まず問題点とは、膨大に膨れ上がった医療費です。
もういつ日本が破綻してもおかしくないくらい国家財政が逼迫しています。
借金100兆円ですよ。
額がでかすぎて現実身がないですが、これをあなたとあなたの子供とあなたの孫がいつか返済しないといけないんですよ。
そんなお先真っ暗闇の未来を明るくする答えがあったのです!
「75歳以上の延命治療の禁止」です。
例えば癌の治療費や投薬にはもはや年間一人当たり3500万円かかるのです。
しかも、100%治るわけでもない。
そして、治ったところで、その人の余命と社会的生産性を考えると、そこまでして日本国の将来の人たちに莫大な借金を背負わせるだけの意味があるのかと。
もちろん、元気ならそれでいい。
てか、それが一番理想だし、だからこそ、みんな自分の健康にもっと気をつけるであろう。
いや、もっと別の見方をすれば、病になり、死ぬということは生き物として至極まっとうな人生であり権利であるわけで、それをむやみに引き延ばすことはかえって人間の尊厳を損ねることになるのではないか。
せっかく迎えが来たのだから、しっかりそのチャンスを生かす(?)べきではないか。
下手に乗り遅れて、脳死状態で生かされても、本人も気の毒だし、家族の経済的負担もきついし。
ま、自分の身は自分で守る。
健康でいたいなら普段の生活をあらためる覚悟と実践が必要です。
今年も蛍を見てきました。
ほのかな緑の光が静寂の中、山にゆっくりと登っていく様は、この世の最後に見たい風景のトップかもしれません。
さて、今日は養老孟司氏と宮崎駿氏の対談「虫眼とアニ眼」です。
子供の教育に関するところを抜粋しますね。
「となりのトトロで妹がトトロを発見してジーッと見つめているシーン。僕はあの女の子の絵を大きく伸ばして東大の教授室に貼っていたんですよ。あの目つきが実によくて。最近はああいう目をした学生がいなくなったんです。」
私も同感です。
好奇心の強い子は大成しますね。まぁ興味の対象が反社会的なものでなければですが。勉強に関わるものならなおよいですけどね。
「学校の校庭をデコボコにしろ、運動会は丘から丘に紐を張って、それにぶら下がって渡ればいい。平らな地面で、前へならえして、行進してちゃだめだ」
私も同意見です。
自然の中で思いっきりやらせたいですね。私は木曽三川横断競泳をやらせるかな。
「小学校の校長と話したときに、差別はなくならない、と確信を持って言ってた。人間に関心が向きすぎていて、イジメが深刻化してしまう。」
同感です。
差別は確かになくならないけど、昔は自然に逃げ場があった。味方してくれる近所のおじちゃんやおばちゃんがいた。
「幼稚園や小学校のデザインをやらせてもらえないかな、と思っているんです。電車で通う学校なんてダメ。どんな家庭よりもその学校にいるほうがずっと楽しいという場所を作りたい。知的な好奇心さえ失わなければ、勉強なんてもっと後でやっても間に合うんです。今の子供は物心ついた時からずっと間に合わなくなる、と脅かされ続けている。そうやって育てられた子供が援助交際をしているのです。小学校4、5年生で、もうお前はだめだと選別されて、そのあと何年も学校に通わなきゃいけないなんて拷問ですよ。」
そうだね。
頭のよしあしなんて、生まれつきでほぼ決まっているんだから、無理に嫌いなことさせるより、本人の好きなこと(もちろん反社会的なことはだめ)をやらせといた方が健全だし、自己肯定感も育つ。仕事なんて選ばなければ、いくらでもあるし。介護とか介護とか・・・。
「子供が子供でいられない、そんな変な時代はそろそろやめにしよう。虫採って、アニメ見て、将来の夢を見ていれば、それでいいのである。生きる力なんて子供ははじめから持っている。それをわざわざ、ああでもないこうでもないと丁寧に殺しているのが大人なのである。」
「今の子供たちに何が一番必要かと考えたら、引き戸をガラガラ開けるとか、縁側で落っこちてまたよじ登るとか、怖い暗がりがあるとか、そういう人間の根本にあることを体験させることではないか。お寺の境内とか、大きな風呂屋の不思議さみたいなものが少しでも感じられたらなおよしです。私の思い描く保育園で、特別な才能を花開かせようという気はまったくありません。火が扱えるとか、この枝にぶら下がれば折れるということがわかる子になればいい。勉強ができるかどうかなんて、勉強が好きならできるようになる。そんなことは大したことじゃありません。自分なりの見方でもって目の前のことに対処できる、普通の人に育つための助けになればいいと思っています。」
まったく同感です。
ワイズもそういう基本理念で子供を育てています。
しばらく書かないと、追い出されそうで怖いですね。
強制感が大嫌いなロミオです。
ツイッターも結局2回ほど入れなくなってやめたし。
さて、川崎市で起きた殺傷事件について。
普通の人とは違う観点から意見を述べます。
まずはクイズ。
このような凶悪犯罪が多い季節はいつでしょう?
答えは3~6月。春です。
世間が浮かれている季節です。
これは自殺と同じ心象原理です。
ただでさえ自分の境遇が不幸のどん底なのに、世間が幸せだとより自分の不幸が際立つからです。
でも私は凶悪犯罪が多発するのは日本の現代社会において至極まっとうな現象だと思います。
これだけの格差社会を見せつけられたら、その格差を少しでも埋めたいと無意識に思うのは当然です。
だって、よく考えて下さい。
仮に今回の事件の被害者と加害者が逆という状況は考えられますか?
加害者がお金持ちの私立幼稚園に通う園児で、被害者が50代の孤独で貧乏な男性と。
ありえないでしょう。
もちろん、日本国家には幸せになる権利が保障されています。
どれだけ金持ちになろうが、幸せになろうが自由です。
でも公共の福祉に反しない限りです。
もちろん今回の事件が普通に裁かれれば、被害者に何の罪もありません。
が、少しは不幸な身の人のことを省みる余裕が必要です。
こんなこと書くと普通は炎上するらしいのですが、よく考えて下さい。
本当にあくどいのは誰なのか?
今回の事件でテレビ番組のコメンテイターや専門家、評論家たちは、とりとめのない、具体性のない、見当違いな、あたりさわりのないコメントをぶつぶつ言って、出演料を懐に入れました。
その方があくどいと思いませんか?
被害者の立場に立ち、同情するだけの中身のないコメント。
そして、今後の対策は通学路の安全の強化だと声高にいう。
全国の通学路に警備員を配置したらいくらかかるのでしょう?
仮に設置したとしても、この手の犯罪が根本からなくなるわけがありません。
この方向で話が進んだら、畢竟、子供は家から出られなくなりますよ。
では、私の解決策を述べましょう。
目を向けるのは加害者です。
恐らく、同じような考えを持った凶悪犯罪予備軍が何万人もいます。
その人たちが幸せを感じるような社会にすればいいのです。
端的にいうと幸せとは人とのつながりです。
だから、地域で孤立した人がいなくなればいいのです。
具体的には地域で子供会の他に、青年会、壮年会、老人会を作って、全員が参加するのです。
全員が顔見知りになる。
おせっかいなおばちゃんが声をかける。
そういうつながりができるくらい密に関係性がとれれば、犯罪を犯す前にまわりが気づいたり、本人が相談できて、犯罪を未然に防ぐことができるでしょう。
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